ADの話

こんにちは、税理士の折戸です!

ホームページの略歴には少々書いていますが、会計士試験を受ける前、大学を卒業して1年ほどテレビのアシスタント・ディレクター(AD)をやっていました。
10年以上会計士やってきてますが、知り合った中で、まだ元ADに出会ったことはないので、業界としては相当異色のキャリアだと思います。
ふとその頃のことを思い出したので、少々書いてみます。

 

私が働いていたのは、いわゆる大手のテレビ局ではなく、その下請けであるテレビ番組制作会社でした。制作会社は、テレビ局と一緒になって番組を作る業務もあれば、単に人だけ番組に送り出す人材派遣のような業務もやっていました。今でもバッチリ番組制作を続けている会社で、ドラマを見ているとスタッフロールで共同制作として名前を見かけると嬉しくなります。

 

入社後、事務所でお茶くみや簡単なCM撮影の手伝いをして2週間ほど過ごした後、ひとつの番組に派遣されることが決まりました。当時、関東の昼過ぎに8チャンネルでやっていた帯ドラマ、通称昼メロと言われていた枠の番組です。「真珠婦人」などで昼メロが盛り上がっていた時期もあるのですが、寂しいことに、今はもう番組枠自体が消えてしまっていますね。

 

作品は、「真実一路」という山本有三が原作の物語で、主演は高岡早紀さんと加勢大周さんでした。母と娘で一人の男を愛してしまうという、これぞメロドラマという展開でした。
テレビドラマデータベースというドラマ版ウィキペディアのようなサイトがあるので、試しに調べると、私の名前もちゃんと載っていました!

http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-36987

 

視聴率がそれほど振るわなかったのと、主演の加勢大周さんがドラッグで逮捕されてしまったのもあり、残念ながらDVDなどでソフト化はされていません。放送時も撮影真っただ中で毎日忙しく、オンエアーは殆ど観た記憶がないです。現場で全シーン見てるから、オンエアー観なくても別にいいやと思っていたのですが、ちゃんとビデオに撮っておけばよかったと後悔してます。

手元に写真が1枚だけ残っていました。撮影の区切りの時にセットで記念撮影した者です。
左手前でピースしているのが私です。

労働環境としては相当劣悪でしたが、毎日お祭りのようで楽しい日々でした。
もう戻りたくはないですが…。

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